古絵図 海津三町絵図(個人蔵)
江戸時代の延宝5年(1677)に、海津三町(東町・中村町・中小路町)を描いた絵図。絵図の西よりに海津三町が描かれ、その三町を通る北国海道が朱色の線で示されている。北側には内湖が入り込み、追坂峠道の下あたりまで広がっているのがわかる。また、中村町には「松平加賀守殿御知行」と書かれる場所があり、その地が加賀前田家の領地であったことがわかる。海津は、北国と近江・京都を結ぶ交通の要衝であり、加賀藩にとっても藩米や多くの荷物を大津や京都に運ぶ際の重要な中継地であったことが、この絵図からもうかがわれる。
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海津三町絵図 市街部 | 海津三町絵図 集落部 読み下し |
知内村絵図
江戸時代に描かれた知内村の絵図。知内川、水路、集落の場所が明確に描かれるほか、
現在の唐崎神社が「唐崎大明神」として大きく表記されているのが分かる。
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